熱帯魚が一番かかり易い病気は、白点病です。
見た目は白い点で初期は小さく見落としやすい病気です。
主に体やヒレに白い斑点が付着して急速に体中に広がっていきます。
白点病の原因は、イクチオフチリウス(和名:ウオノカイセンチュウ)が熱帯魚に寄生することで発病します。
この寄生虫は、25℃以下を好み、主に春と秋に繁殖力が強まるとされています。
水温水質の急激な変化やストレスや免疫力低下で体表の粘膜が弱まっている時に魚に寄生すると言われています。
【初期症状】
この寄生虫は体表内に潜むため、熱帯魚は痒みを感じ、水草や石などに激しく体を擦りつけたり、体を小さく震わせたりします。早期発見が完治への近道ですので、ヒレなどに白い斑点を見かけたら、注意深く観察してみましょう。
【白点病の治療】
白点病を発見したら、寄生虫が25℃以下を好むので、すぐに水温を28~32℃まで上昇させます。
次に白点病市販薬、メチレンブルーやマラカイトグリーンを3~5日投薬します。
末期ではなければ、これで完治しますが、末期状態だと体力も奪われていて、完治する可能性も低くなります。この為、早期発見治療が回復の鍵となります。
また、水温を高めに設定したり、予防薬を投与することも予防の一つの手でしょう。
■ひれぐされ病(尾ぐされ病)
ひれぐされ病(尾ぐされ病)とは、水質の悪化や熱帯魚を移動した時や熱帯魚同士が喧嘩した時にできた傷から細菌が進入して感染する病気です。
ヒレ・背ビレ・尾ヒレが、充血し始め、段々と白色化し、タダレて最終的には、溶けてなくなってしまいます。見ていてとても無残な病気です。
【初期症状】
ヒレの先端から充血し、段々溶けていく様子。
※ひれぐされ病は、カラムナリス病の一種です。種類には、尾ぐされ病・ヒレぐされ病、口ぐされ病、エラぐされ病があります。すべてカラムナリス菌に感染することによって発生します。
【ひれぐされ病の治療】
この病気を発見したら、隔離してグリーンFゴールド・メチレンブルー・ペニシリン系の抗生物質を水に溶いた物などを投薬します。また、カラムナリス菌は、27~28℃が最も活発に繁殖する為、温度を上昇させることは、お勧めできません。
投薬効果を増す為に、水20L:塩小さじ1杯の割合で水槽内を保つと、一層の効果が得られます。
この病気も末期になると、手遅れで完治の可能性が低下するので、早期発見治療を心がけましょう。
予防薬を投与する事も予防の一環となります。